〈魂の筆致 池田先生からのエール〉
埼玉 信念の友と勇気の前進
25年4月25日
 
「わが埼玉は、広布発展の原動力である」――池田先生がこう語ったのは2007年5月8日、埼玉池田研修道場を初訪問した折のこと。学会と日本の前進における埼玉の重要性を力説し、「埼玉の勝利が、全首都圏の勝利であり、全学会の勝利である」と訴えた。同志はこの日を「常勝埼玉師弟の日」と定め、新緑の季節が巡り来るたびに、勇気の対話で仏縁を大きく広げる。今回の「魂の筆致――池田先生からのエール」では、先生が埼玉の友に贈った書を、長編詩「永遠の都 勝利の城」(2000年8月)の抜粋とともに紹介する。

「埼玉青年平和文化祭」が行われた1985年に、池田先生が贈った「埼玉大城」の大書。脇書には「元旦」と記されている。先生は「埼玉は、師弟の誓願たる広宣流布の大城を築くため、私が最も通い続け、走り抜いた天地」と。誉れの敢闘精神を受け継いだ同志の胸には、師弟常勝の誓いが赤々と燃え続けている

「君もまた 無限の力を 信じゆく 三世の王国 埼玉なりせば」――1994年9月13日、東京牧口記念会館で開かれた第5回埼玉婦人部栄光勤行会を祝して、池田先生が贈った三首の和歌のうちの一つ

9・29「埼玉青年部の日」の淵源となった「埼玉青年平和文化祭」。高熱を押して駆け付けた池田先生は、約4500人の若人の熱演をたたえ、「埼玉の地に、庶民文化の創造の一つの歴史が築かれた」と語った。40周年を迎える本年、友は新たな勝利の歴史を開こうと心一つに進む(1985年9月29日、川口市立芝スポーツセンターで)

 埼玉!
 おお 埼玉よ!
 鉄桶の
 深い決意の埼玉よ!
   
 いかなる危機があっても
 断じて負けぬ埼玉!
 いかなる法戦にあっても
 何ものも到底かなわぬ
 あの荒々しくも
 喜びに満ちた前進!
   
 彼らの突進しゆく
 到達の地点は
 必ず 勝利また勝利の
 歴史であった。
   ◆ ◇ ◆
 私は
 自分を感動させゆく
 人生を歩みたい。
 そして 人々をも
 感動させてゆける
 幸の響きのある人生を
 共に生き抜いていきたい。
   ◆ ◇ ◆
 ああ
 埼玉に
 今日も日が昇る!
   
 あちらこちらで
 仏の声が!
 仏の叫びが!
 この世の威厳と
 勝利を包むが如く
 爽やかな風のように
 歩き始めている。
   ◆ ◇ ◆
 彼らは
 何も恐れない。
 連打する
 多くの鉄槌にも
 微動だにもせぬ
 塔の中にいる。
 それは
 必ず勝つためへの
 城だ!
 真実の人間が勝利する
 敗北者の一人もいない
 栄光の宮殿だ。
   
 埼玉よ!
 いつも喜びの
 夢を持つ埼玉は
 いかなる岩盤があっても
 それを突き破る
 勇気を持っている。
   ◆ ◇ ◆
 埼玉は勝ったのだ!
 埼玉は
 永遠に勝ってゆくのだ!
   
 偉大な人生を
 歩み残すためには
 賢さを誇りゆく
 信念の友が必要だ。
 その模範の
 永遠の都こそ
 埼玉なのだ!