| 2006年(平成18年) 「青年・躍進の年」 26年5月20日 |
粘り強い対話が時代を変える![]() 3年ぶりの再会となった池田先生とチョウドリ博士(2006年8月30日、東京牧口記念会館で) 8・30 チョウドリ博士との語らい 2006年8月30日、池田先生は国連事務次長のアンワルル・チョウドリ博士と会談した。3年ぶりの再会を喜び合った二人。05年、アメリカ創価大学の第1回卒業式で記念講演を行ったのが博士だった。また、06年に戸田記念国際平和研究所の国際会議に出席するなどして、先生の実践・哲学への共感を語ってきた。 会談では、先生が国連提言「世界が期待する国連たれ――地球平和の基軸・国連の大使命に活力を」を手渡すと、博士は「国連を代表して受け取るのは、名誉なことです。国連に活力を与える提言をいただき、光栄です。読むのが非常に楽しみです」と。さらに思いを語った。 「世界の指導者の中で、池田会長ほど、『国連を強化せよ』『国連に力を』と主張し、そのために建設的かつ不断の努力を注いでこられた方はいません。池田会長は毎年の提言(「SGIの日」記念提言)で、国連の強化と多国間の枠組みの尊重を主張しておられる。しかも、そうした提言を二十数年間も継続しておられる。私も毎年、会長の思想、構想に強い関心を持って読んでいます」 先生は感謝を述べ、「国連は、人類が築いた『平和の塔』です」「国連中心主義の道をつくり、広げたいというのが私の信念です。私は国連を支持します。戦います。SGIは永遠にこの道を進みます」と力強く語った。 その後、二人は対談集『新しき地球社会の創造へ』を編んだ。博士はSGIとの交流を重ね続けた。24年にはニューヨークのSGI国連事務所で青年部の代表と懇談を行い、こう語った。 「今でも池田会長の日々の励ましの言葉を思い起こします」「私も“池田会長の弟子”として、皆さまのためにさまざまな提案をさせていただきたい」 ![]() 北京師範大学からの名誉教授称号授与式で謝辞を述べる池田先生(2006年10月7日、創価大学で) 10・7 200番目の名誉学術称号授与式 「若いころからずっと、池田先生のことを大先輩として尊敬していました」 北京師範大学の葛建平副学長が、創価大学で一行を出迎えた池田先生に、出会いの感激を語った。2006年10月7日、北京師範大学から先生への名誉教授称号の授与式が行われた。この日、世界の大学・学術機関からの名誉学術称号(名誉博士・名誉教授等)は200になった。世界39カ国・地域の200人を超える指導者・識者、国内の大学首脳らから祝福のメッセージが寄せられた。 葛副学長は語った。 「(世界の学術機関からの顕彰は)池田先生の教育思想が、世界中の大学から、高い支持と賛同を得ている証左にほかなりません」「私は、皆さまがこのように偉大な傑出した人物を創立者として持たれていることに、羨望の念を抱かずにはおれません。しかしながら、池田先生は、“創価大学だけの池田先生”ではありません。先生は世界が共有する『文化』であり、『精神的財産』であられます」 さらに、両大学がともに「偉大な師匠の下」で素晴らしい未来を開いていきたいと強調した。 謝辞に立った先生は、この栄誉を恩師の第2代会長・戸田先生への報恩を込めて拝受したいとの真情を述べ、交友を結んだ周恩来総理、旧ソ連のコスイギン首相、英国の歴史家・トインビー博士の3人に御礼を捧げたいと語った。 日中の「金の橋」を、さらに大きく広げゆく友誼の式典。一行が帰途に就いた頃、八王子の空には、栄誉を寿ぐかのように、大きな満月が輝いた。 先生は全同志へ、「満月の如き御境涯と御多光(幸)を祈りつつ」との言葉とともに一句を贈った。 「満月を 共に見つめむ 創価かな」 ![]() 池田先生がウィリアムズ氏を歓迎し、和やかに語らう(2006年11月6日、東京牧口記念会館で) 11・6 ベティ・ウィリアムズ氏と会談 「池田会長は、長い間、私にとって『ヒーロー(英雄)』でした! ようやく、お会いできました!」 2006年11月6日、「世界子ども慈愛センター」を創設したベティ・ウィリアムズ氏が池田先生に喜びを表した。北アイルランド紛争のなかで平和の連帯を広げ、ノーベル平和賞を受賞した氏は、SGIの民衆運動に深く共鳴してきた。 平和への信念が響き合う語らい。先生が、「戦争を起こすのも人間です。平和を築くのも人間です」と述べ、「私たちは、粘り強い対話によって、時代を変え、人間の心を変えていくしかありません」と信条を語った。氏は、「いつの時代でも、どんなに噓で塗り固めても、必ず、噓は剝ぎ取られ、真実は浮かび上がってくるものです」と返した。 また、先生が「政治の役割について、何が重要だとお考えですか」と尋ねると、氏は答えた。「政治家は、選出された後にこそ、『学校』に行くべきです。権力を獲得した人間はその権力を乱用しがちです。だから、政治家になった人はまず、政治家のための特別な学校に入れるべきだと考えます」 先生は語った。 「おっしゃる通り、政治には魔力がある。毒がある。それに狂わされると、謙虚に人の意見を聞けなくなってしまう。不可思議な世界です。だからこそ、国民が厳しく声をあげていかねばなりません」 最後に、21世紀を生きる子どもたちへ贈りたいメッセージを先生が聞いた。氏は「おそらくは、池田会長と奥さまが伝えていらっしゃるメッセージと同じだと思いますが」と前置きし、こう述べた。 「次の言葉を、子どもたちに贈りたいと思います。『これ以外に道はない。平和だけが道なのだ』」 ◆年表◆ 2006年 【2006年(平成18年) 青年・躍進の年】 〈1月10日〉 創価女子短期大学歌「誉れの青春」を作詞し贈る 〈1月30日〉 イタリア共和国から「イタリア共和国功労勲章グランデ・ウッフィチャーレ章」を受章(東京) 〈2月8日〉 ラオス国立大学から人文学名誉教授称号を受ける(東京) 〈3月6日〉 創価大学の北京事務所の開所式にメッセージを贈る 〈4月28日〉 ウクライナ国立キエフ工科大学から名誉博士号を受ける(東京)。授与式のために訪れた同大のミハイル・ズグロフスキー総長と、後に対談集『平和の朝へ 教育の大光――ウクライナと日本の友情』を発刊 〈5月3日〉 国際ナポレオンアカデミーから「名誉会長」の称号が贈られる(東京)。授与式のために訪れた同アカデミーを後援するナポレオン家当主のシャルル・ナポレオン公と、後に対談集『21世紀のナポレオン――歴史創造のエスプリ(精神)を語る』を発刊 創価女子会館の開館式にメッセージを贈る 〈5月29日〉 インドのタゴール国際大学から名誉文学博士号を受ける(東京) 〈6月16日〉 東京富士美術館で「西洋絵画名品展」を鑑賞 〈6月18日〉 民音が招へいした中国京劇院による京劇「三国志――諸葛孔明」の特別公演を来賓らと鑑賞(創価大学) 〈7月3日〉 アメリカのエマソン協会会長でコルゲート大学教授のサーラ・ワイダー博士と懇談(創価大学)。後に対談集『母への讃歌――詩心と女性の時代を語る』を発刊 〈8月30日〉 国連事務次長のアンワルル・チョウドリ博士と会談。第61回国連総会を前に、提言「世界が期待する国連たれ――地球平和の基軸・国連の大使命に活力を」を手渡す(東京)。後に対談集『新しき地球社会の創造へ――平和の文化と国連を語る』を発刊 〈9月13日〉 修学旅行中の関西創価小学校6年生を激励(東京) 〈10月7日〉 中国の北京師範大学から名誉教授称号を受ける(創価大学)。世界の学術・教育機関から贈られた名誉学術称号が200になる 〈11月6日〉 ノーベル平和賞受賞者で「世界子ども慈愛センター」のベティ・ウィリアムズ会長らと会談(東京) 〈社会の動き〉 1月、中国のGDPがイギリスを抜いて世界4位に。11月、ネパールで11年続いた内戦が終結 |