伸びゆけ! 民衆の指導者と
25年5月4日
 

あすは「創価学会後継者の日」。1976年5月5日、池田大作先生は関西戸田記念講堂で行われた鳳雛会・未来部の集いに出席し、「こどもの日」であるこの日を「創価学会後継者の日」とすることを発表した。
 それから20年後――。96年5月5日、東京・八王子にいた先生は、陽光を浴びて伸びゆく木々にカメラを向けた。愛する未来部の友を思い、記念のメッセージとともに和歌を贈った。「誰人に 負けることなく 強くなれ 大人をこえゆく 子どもの日かな」
 未来部員は、全員が「社会の宝」「広布の宝」。一人ももれなく、健やかに伸びていけるよう、皆で励ましの慈光を送りたい。
  
池田先生の言葉
 未来部の皆さんは、
 一人も残らず、民衆のために戦う、
 偉大な人間になってもらいたい。
 これが私の願いである。
 これまで以上に、
 未来部を大事にしたい。
 若い人を伸ばしたい。
 これが信仰者です。創価の心です。
  
 皆さんは、これから大地に根を張り、
 大樹へと育ちゆく若木である。
 若木には添え木も必要であるし、
 水もやらねばならない。
 育てるには、多くの労力を必要とする。
 そのように、お父さん、お母さんも、
 皆さんを育てるために、
 厳しい現実社会で、人知れず
 苦労に苦労を重ねていることを
 知ってください。
 そして、感謝の心をもつことが、
 人間として最も大切な要件です。
  
 前へ進むことです。
 もがきながら、題目をあげ、
 一ミリでも二ミリでもいいから、
 前へ進む。
 そうやって生き抜いていけば、
 あとで振り返って、
 ジャングルを抜けたことがわかる。
 そして、苦しんだ分だけ、
 悲しんだ分だけ、題目をあげた分だけ、
 深い人生となっている。
 それが二十一世紀の指導者となるための
 栄養になっているのです。
  
 皆さんは若くして人類最高峰の
 「師子王の仏法」を持っています。
 皆さんの胸中には、
 尊極な「師子王の心」が
 脈動しています。
 ゆえに後継の君たちよ、
 不二の「師子王の心」で
 敢然と立ち上がれ!
 若き師子王として、
 師弟共に正義を師子吼して、
 断固と勝利を開きゆけ!